AdGuardの2023年を振り返って。
本年は大変お世話になりました。おかげさまで2023年にも、AdGuardは製品開発と成長をし続けることができました。
私たち AdGuard は、クリスマスと年末年始の喧騒が大好きです。
いつもの開発ルーチンに、陽気なイルミネーションのきらめきと松の香りが加わります。
もちろん、バグやデッドラインがなくなるわけではありませんが、空気の中のマジック的な雰囲気は年末に残されたタスクと目標に取り組む気持ちにさせてくれます。
毎年、過ぎ去った1年を振り返ることは、私たちにとって年末の大事な伝統のひとつとなっています。
このプロセスは、ジグソーパズルをつなぎ合わせていくようなもので、それぞれのパーツが1年の経験の全体像に貢献しています。
私たち AdGuard がここにたどり着くまでの道のりを振り返りながら、その複雑な美しさを鑑賞することに、この記事を読んでジョインしてください。
この1年は、AdGuard 広告ブロッカーのモバイルアプリの大幅なリニューアルや、その他の製品への多くの新機能の追加、eyeoとのAd-Filtering Dev Summit(広告フィルタリング開発者サミット)の開催や講演、ブログでのプライバシーに関する話題の執筆、AdGuardユーザーやフィルタ開発者のための仕事など、非常に忙しい1年でした。
では、2023年でトップの出来事をそれぞれ見ていきましょう。
新しい AdGuard for Android v4.0
Android版AdGuard v4.0 の開発には、3年近く取り組んできました。
その間、コード、構造、デザイン、テキストなど、すべてをリライト・再設計しました。
アプリはより速く、より安定し、新機能が追加され、旧機能はより使いやすくなりました。
このアップデートについてはブログでたくさん書きました:リリースに関する投稿と、機能と変更点を詳しく説明する解説記事4本を公開しました。
AdGuard for Android v4.0 の変更点は、ざっとまとめると以下の通りです:
- アプリは完全に再設計され、コア機能へのユーザーアクセスを改善し、管理と操作を強化するための新しい「AdGuardによる保護」画面を導入しました。
- 詳細な統計情報が確認できるようになり、リクエスト元や端末上アプリ内の潜在的なデータ漏えいに関する洞察がユーザーに表示されるようになりました。
- 「ファイアウォール」機能が強化され、様々な接続タイプや画面消灯時データアクセスの設定など、アプリのインターネットアクセスをよりコントロールできるようになりました。
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AdGuard VPN との統合が改善され、AdGuard と AdGuard VPN の併用の安定性が向上しました。
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root権限を持つユーザー向けに特別な高度機能が追加され、さらなるカスタマイズオプションが提供されました。
私たちの成果は、ユーザーと献身的なコミュニティメンバーの皆様の貴重なサポートなしには実現できなかったでしょう。
感謝の気持ちを込めて、Samsung Galaxy S23 Ultraスマートフォン4台や永久版ライセンス400本などという賞品が当たるv4.0リリース記念キャンペーンを開催しました。
AdGuard for Android TV
年末には、AdGuard for Android v4.3 をリリースし、Android TV に対応しました。
Android TV用に完全に適応された新しいデザインには、テレビ用に特別に調整された新オンボーディング(初期設定の説明)、統計情報表示のある新しいホーム画面、テレビに適応された「AdGuardによる保護」画面と設定画面が含まれています。
「DNS通信を保護」機能は、Android TV では他では見られないセキュリティの特別なレイヤーを追加します。
AdGuard for Android TV のインストール方法の詳細については、こちらのブログ記事をご覧ください。
Ad-Filtering Dev Summit 2023(広告フィルタリング開発サミット2023)
「Ad-Filtering Dev Summit」(AFDS、広告フィルタリング開発サミット)は、広告ブロッカーやブラウザの開発者、フィルターメンテナー、ソフトウェアエンジニア、独立した専門家が、広告ブロックの現状と未来について話し合う年に一度のイベントです。
AdGuard は、サミットが初めて行われた時以来、毎年欠かさず参加しており、いつも楽しみにしています。
今年の AFDS 2023 はアムステルダムで2日間にわたって開催され、AI、ブラウザとManifest V3、サスティナビリティ、プライバシー研究など、ホットな話題が満載でした。
トピックごとに整理した全プレゼンテーションの詳細なまとめと、講演のビデオをブログに掲載しました。
今年に AdGuard は、スポンサーからAd-Filtering Dev Summitオーガナイザーの共同主催者という役割に変わり、新たな段階に進みました。
とはいえ、実際の講演にも手を抜いたわけではありません。
AdGuardのメンバー数名が様々なトピックでスピーチを行いました:
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Vladimir Zhelvis と Natalia Sokolova は、最新のLLM(大規模言語モデル)がどのようにユーザーに広告を提供するために悪用されるか、そしてこの手法で配信される広告をブロックする可能な方法について講演しました。
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Dávid Tóta は、フィルター開発者のためのツールの進化を分析し、フィルターリストの作成を大幅に簡素化するツールであるAGLintを紹介しました。
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Dmitriy Seregin は、Manifest V3 の現状と、AdGuardがどのようにこの新しいAPIにAdGuardブラウザ拡張機能を適応させ続けているかについて語りました。
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Andrey Meshkov と Dávid Tóta は、他の参加者と共にフィルタリストメンテナパネルに参加し、フィルタリストに関する様々なトピックに触れ、フィルタリストメンテナであることの意味を視聴者全員に理解してもらえようとしました。
Chrome の Manifest V3
Manifest V3 (MV3)とは、Chromeブラウザ拡張機能のための新しい仕様で、2024年に全拡張機能に対して義務化されます。
2022年、私たちはMV3に関してすべて取り上げたと思っていました。
しかし、昨年12月に一時停止していたMV3移行を再開するというGoogleの決定により、議論が再燃しました。
この間、グーグルは重要なステップを踏んでおり、それに応じてMV3に対するAdGuardの見解も変わってきています。
AdGuardのCTO兼共同設立者Andrey Meshkovは、2つの重要な進展に注目しています:
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W3C WebExtensions Community Groupの設立
このグループは、ブラウザと拡張機能開発者間の有意義な会話を促進し、改善を促進しました。 -
拡張機能プラットフォームへの投資
Chrome は過去数年間、拡張機能プラットフォームに多大なリソースを投資してきました。その結果、チームを拡大し、開発プロセスを加速させることができました。
これらの変化は、私たちの視点を変えました。
AdGuardはもはやManifest V3を災害とは見ていません。
複雑な課題は残るものの、これらの幅広い進歩は統一されたクロスブラウザプラットフォームを形成しつつあります。
Manifest V3 に関する主要な質問に対する Andrey Meshkov の回答はこちらの記事にまとめています。
その他の成果
AdGuardのようなソフトウェア開発会社の主な焦点はソフトウェア開発と思われるのは当選ですが、AdGuard製品の絶え間ないアップデート、リリース、ホットフィックスの合間には、AdGuardユーザーのライフをより快適にするだけでなく、広告フィルタリングコミュニティ全体をサポートことにも時間をかけています。
2023年度の成果は以下の通りです:
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ナレッジベース(AdGuardに関する知恵袋)を更新
AdGuard 広告ブロッカーに関する情報源であるナレッジベース(Knowledge base)を刷新し、より使いやすくし、整理しました。
すべての記事を見直し、更新し、不足している情報を追加しました。
これで、AdGuardに関する質問のほとんどへの答えはナレッジベースで見つかります。 -
AdGuardアカウントを改新
AdGuardアカウントは、有用な情報のハブに生まれ変わりました。
ライセンスの管理、セキュリティ設定の更新、ご購入履歴、製品およびデバイスのアクティビティの確認などができます。 -
AdGuard DNSに対するユーザーフィードバックが簡単に
すり抜けた広告やブロックされていないトラッカーをユーザーが簡単に報告できるようになりました。
ご報告は特設ページから送信できます。
ステップバイステップの報告手順はこちらをご覧ください。 -
『AdGuardian』のローンチ
広告ブロック、プライバシー保護、AI(人工知能)、および関連トピックの最新情報を隔週でお届けするニュースレター『AdGuardian』を通じて、プライバシーとセキュリティに関するニュースをお届けすることを開始いたしました。
業界ニュースや専門家による見解をいち早く確認できます。
現在、英語のみで配信しております。 -
「AGLint」の開発
今年の成果の中で特に誇りに思っているのがこちら。
AGLintは、フィルタリストの開発を簡素化するために設計された新しいツールであり、私たちは広告ブロックコミュニティ全体と共有することを熱望しています。
詳しくは、AGLintの作者であるAdGuardメンバーのDávid TótaがAGLintについて説明しているこの記事を読むか、AFDS23で彼が同じトピックについて行った講演をご覧ください。
多くのブログ記事を投稿
2023年、私たちはプライバシーに関するほぼ100本(英語の場合)の記事をブログに投稿しました。
ブログは3つあります:AdGuard 広告ブロッカーのブログ、AdGuard VPNブログ、AdGuard DNSブログです。
どのブログ記事も貴重な洞察を含めていますが、特に興味深いもののいくつかは以下の通りです:
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2023年における世界の広告トラッカーの状況に関する、AdGuardによるレポート。
広告とトラッカーの世界的な分布、インターネットトラフィックへの平均的な影響、各国の具体的な状況を理解するための調査を実施しました。
トラッキングはどこにでもあるように見えるかもしれないが、本当にそうなのだろうか?
我々は年初と年末の数字を比較し、その傾向を把握しようと試みました。詳しくは記事をご覧ください。 -
Google、「安全性を高める」という名目でオープンウェブを潰そうとしている。
グーグルのエンジニア・グループが新しいウェブAPIを提案し、それが広告ビジネスの邪魔になるなら、アプリやブラウザの仕事を根こそぎ奪うと脅している。
そんな中、オープンウェブは生き残れるのか? -
GPT-4は人間よりも効率よく動画広告をブロックできるのか?AI搭載広告ブロッカーを試してみた
AIはアプリの作業を効率化し、改善するために広く使われています。
AIを搭載した広告ブロッカーを採用し、YouTube動画の広告をブロックしてみたら、結果は曖昧でした。詳しくは記事にて。 -
AIチャットボット内広告をブロックするために大規模言語モデルを活用できるのか。
この記事では、広告が大規模言語モデル(LLM)を通じてAIチャットボットの応答に統合されるという新たなトレンドについて話しました。
これらの広告がどのようにユーザーインタラクションに合わせて調整されるのか、そしてチャット体験に与える影響は何なのかを探りました。
さらに、この記事では、LLMを使用してこれらの広告を効果的にブロックする可能性を検証し、AI搭載チャットボットとの対話におけるユーザーエクスペリエンスの向上を目指しています。 -
「YouTube、広告ブロッカー対策をテスト中 今後どうなるか」とその関連記事:
この話の発端は、YouTubeが広告ブロッカーへの対策をテストし始めたことで、広告ブロックツールを使っている一部のユーザーが広告をスキップできなくなったことです。
それぞれ記事では、この取り組みの原因と結果、そしてそれに対する対処法についてお話しました。
AdGuard 製品の2023年の成果
もちろん、今年変わったのはAndroid版AdGuard 広告ブロッカーだけではありません。
すべてのAdGuard製品に多くの新機能が追加されましたが、次に簡単に説明します。
AdGuard for iOS:広告ブロックとトラッキング防止機能の強化
今年、iOS向けAdGuardはその開発において大きな進歩を遂げ、以下のものをユーザーに提供できるようになりました:
- 高度なブロックルール実装を高速化することで、広告ブロックの質とアプリ全体のパフォーマンスを大幅に向上
- 密かにユーザーデータを無断収集するアプリ内トラッカーをブロックできるシステム全体のトラッキング防止機能
- 効果的なブロックにとって不可欠な
:has()
擬似クラスのネイティブサポート。コンテンツに基づいて広告ブロックの選択を可能にします。 - DNS-over-HTTP/3のサポート。DNS-over-HTTP/3は、DNS-over-HTTPSプロトコルの新バージョンです。AdGuardは、GoogleやCloudflareとともに、いち早くこのプロトコルをサポートしました。
さらに、コンテンツブロッキングルールに影響を与える iOS 17 の予期せぬバグに対処しました。
詳細については、AdGuard for iOS v4.5.1 に関する記事をお読みください。
デスクトップ版AdGuardアプリ:HTTP/3フィルタリング、ECHサポートなど
Mac用AdGuardアプリとWindows用AdGuardアプリは、アップデートスケジュールは別々ですが、今年、ほぼ同様の機能強化が実装されました:
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Encrypted ClientHello のサポート(実験的)
この機能は、通信相手のサーバー名を明らかにしてしまう「ClientHello」(暗号化接続において一番最初に送られるパケット)を暗号化することでセキュリティを強化します。
従来はこのパケットは暗号化されておらず、インターネットプロバイダはウェブサイトの訪問を追跡することができます。
ECHは、この暗号化されていない情報を暗号化し、接続をより安全にすることを目的としています。
より詳細な情報がは、こちらの記事をお読みください。 -
HTTP/3フィルタリング
最新のCoreLibs v1.12によるHTTP/3フィルタリングは、TCPトランスポート層プロトコルの代わりにQUICネットワークプロトコルを使用し、より高いプライバシーとセキュリティを提供します。
この機能の利点についてはこちらのブログ記事をご覧ください。 -
新しくなった詳細設定
これらの設定を必要としないユーザーも少なくはありませんが、設定方法を知っていれば、インターネット体験をより安全にすることができます。
すべての関連情報はナレッジベースにあります。 -
ベーシックHTTP認証(basic HTTP authentication)
AdGuardでカスタムDNSサーバーを追加する際、そのサーバーがHTTP認証に対応している場合は、そのサーバーへの接続に使用するログイン名とパスワードを指定できるようになりました。 -
ログでSSL証明書が確認可能に
HTTPSフィルタリングの透明性を高めるために、AdGuardアプリの「フィルタリングログ」で、各サイトの元のSSL証明書を確認できるようにしました。 -
HTMLフィルタリングルールにおけるセレクタのサポート
HTMLフィルタリングルールにセレクタのサポートを追加しました。
これにより、広告ブロックがさらに効果的にがなります。
AdGuard/AdGuard VPN ブラウザ拡張機能、前もって Manifest V3 に対応
2022年の夏、世界初のManifest V3対応版広告ブロックブラウザ拡張機能を公開しました。
その1年後、AdGuard 広告ブロッカーブラウザ拡張機能のフィルタリングコード全体をTypeScriptで書き直し、新しい別のライブラリに移しました。
これにより、AdGuardブラウザ拡張機能をMV3にシームレスに移行する準備ができました。
詳しくはこちらのブログをご覧ください。
AdGuard VPN ブラウザ拡張機能も、この夏にManifest V3に対応しました。
この新しいAPIへの移行にはいくつかの課題がありましたが、無事に立ち向かうことができました。
全行程はこちらの記事に記載されています。
AdGuard VPN:機能強化の一覧
全プラットフォームで AdGuard VPN の改善点から見ていきましょう:
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1つのサブスクリプションで同時に AdGuard VPN に接続できるデバイス数が10台に増えました。
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ルーターに AdGuard VPN を設定できるようになりました。
※この機能を使うには、AdGuard VPN の有料サブスクリプションと、ルーターがIKEv2/IPsecプロトコルに対応していることが必要です。今後、さらに多くのプロトコルサポートを追加する予定です。
AdGuard VPN のOS別製品においても、紹介したい改善がたくさんあります:
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AdGuard VPN for Android には、Nightlyアップデートチャンネル、国コードによるロケーション検索、ダイナミックテーマ、ダイナミックアイコンのサポートを追加いたしました。
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AdGuard VPN for Mac/Windows は今年双子のようになり、それぞれ同機能が追加されました。
デスクトップVPNアプリに、単一のタブでウェブサイトとアプリの除外機能、指定したアプリに対してVPNを有効にする機能、人気のDNSサーバーのリスト、統計タブが追加されました。
さらに、AdGuard VPN for Windowsには、WinTunサポートが実装されました。 -
AdGuard VPN for iOS は、メジャーアップデートの準備をしています。
今年、私たちはiOS版にかなり力を入れました。
その結果、来年には AdGuard VPN for iOS の大きな新バージョンをリリース予定です。
この将来のアップデートは、完全に書き直されたコードのおかげで、スピードと利便性が向上し、AdGuard VPN for iOS アプリに革命を起こすことをお約束しますので、ぜひご期待ください。
AdGuard DNS:セキュリティとパフォーマンスの向上
今年、「プライベート AdGuard DNS」に大幅なアップデートを行い、セキュリティを強化し、トラフィックをよりコントロールできるようにしました。
新しい「セキュリティ設定」には、30日以内に登録された怪しいドメインをブロックする機能が追加されました。
また、トラフィックをより制御できるよう、独自のアクセスルールを設定できる「アクセス設定」を導入しました。
ブロックするクライアントやドメインを指定することができ、それらのリクエストは拒否され、毎月の有料DNSリクエスト数にもカウントされません。
また、クライアントの許可リストを作成し、それ以外のクライアントをブロックすることもできます。
詳しくはこちらのブログ記事をご覧ください。
また、お使いのデバイスが暗号化DNSプロトコルをサポートしていない場合、専用のIPv6アドレス経由で AdGuard DNS に接続できるようになりました。
そしてまもなく、専用IPv4アドレスのサポートも実装する予定です。
2024年の計画
今年も終わろうとしていますが、AdGuard製品の改善作業は決して止まりません。
来年の計画についてもお伝えしなければなりません。
2024年に予定していることは以下の通りです:
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Manifest V3 対応の完成
Googleが2024年半ばまでにManifest V2を段階的に廃止されますが、AdGuardのブラウザ拡張機能は問題なくManifest V3に移行します。 -
AdGuard for iOS の刷新
ユーザーエクスペリエンスを向上させる完全な再設計された新バージョンにご期待ください。 -
AdGuard for Safari の大幅なオーバーホール
拡張機能をよりスリムで高速にするためにElectronフレームワークを捨て、完全な書き換えを計画しています。 -
AdGuard for Windows v8.0
来年、新しい詳細な統計情報、改善された「アプリの管理」、新「ファイアウォール」機能、洗練された新デザインを含むメジャーアップデートを予定しています。 -
AdGuard VPN for iOS のリニューアル
より速く、よりスムーズで、より魅力的なアプリになるよう、コードの一行一行が注意深く書き直されます。 -
AdGuard VPN のLinux版
来年初めには、AdGuard VPN for Linux を導入する予定です。これは、初のルーター対応版となり、ルーターでAdGuard VPNプロトコルを利用できるようになります。 -
AdGuard VPN プロトコルのオープンソース化
AdGuard VPN プロトコルとそのクライアントアプリケーションをオープンソース化することで、独自のサーバーを構築するためのツールを公に提供します。 -
AdGuard DNS の強化
特に、複雑なネットワークを管理している方にとっては、多くの改善が期待できます。
これには、専用IPv4アドレス、ネットワークセットアップ用の多用途クロスプラットフォームAdGuard DNSクライアント、DNS-over-HTTPSサーバー用のベーシックHTTP認証などが含まれます。
また、ここには書ききれないほど多くの小さな機能改善も準備中です。
そして、いくつかの新製品も密かに開発中ですので、大きな発表をお楽しみにしてください。
まとめ
AdGuardの素晴らしいチームとコミュニティ、ユーザーと貢献者の皆様のおかげで、2023年にも成長して、製品の開発と改善をし続けることができました。
今年は本当にありがとうございました。
来年の2024年もどうぞよろしくお願いいたします。