AdGuard DNSのバージョン履歴
1.1.0
2025/12/05
AdGuard DNS モバイルアプリをリリースしたばかりですが、早くもアップデートのお知らせです!バージョン1.1より、AndroidとiOSの両プラットフォームで「マネージドアプリ設定」に対応しました。これは、複数のデバイスでアプリ動作を一貫して管理する必要がある組織にとって非常に有用な新機能です。
Managed App Confguration対応で学校や組織でのAdGuard DNS導入が簡潔化
Managed App Confgurationは、エンドユーザーによる手動設定を必要とせず、IT管理者がアプリをリモートで設定できるソリューションです。これにより企業、学校、その他の組織は、AdGuard DNS設定を事前構成した上で数千台のデバイスに一括配信でき、一貫性と安全性を確保した導入が実現します。
Managed App Confgurationの詳細と設定手順については、こちらのナレッジベース記事をご参照ください。
この新機能で実現されること:
接続が簡単に: ユーザーは初期接続作成ステップを実行しますが、Setup ID欄は事前入力済みで変更不可です。
端末利用者による設定変更を防止: 設定構成が端末に配信されると、DNS設定はロックされます。
柔軟なデバイス名指定: 管理者は、デバイス名を事前に割り当てたり、ユーザーが手動で入力できるようにすることができます。
組織向けの高度な制御
「チーム」および「エンタープライズ」プランのユーザーは、DNSサーバーに接続するすべてのデバイスに標準化された設定を一括適用できます。これにより設定ミスが減り、サポートも簡素化します。ユーザーによる設定変更を不可能にするなどというポリシーを自動的に適用でき、AdGuard DNS アプリはユーザーに「設定はあなたの組織によって管理されています」ということを明確に示します。
Settings *mobile
この集中管理により、企業は安心を得られ、従業員の利用体験はよりスムーズになります。
変更履歴
修正
DNS接続時のIPv6非動作問題を修正
「Setup IDまたはQRコードを見つける方法」タップ時のキーボード最小化不具合を修正
iOSネイティブモードにおける接続再起動後のDNS非動作問題を修正
Androidアプリ終了後のDNS切断問題を修正
1.0.8
2025/11/18
AdGuard DNS のモバイルアプリの登場です!
この、AndroidとiOS向けの軽量アプリを使えば、モバイルデバイスをAdGuard DNSサーバーに設定するのが驚くほど簡単になります。
「高度なAdGuard機能は必要ないけれど、安全でプライバシーに配慮したDNSを利用したいなあ」という方にとっては必見!AdGuard DNSモバイルアプリでは、数タップでDNSサーバーへの接続が完了してしまいます。
こんな方におすすめ
広告・トラッカー・悪意のあるウェブサイトのブロックといったDNSレベルでの保護機能を求めつつ、AdGuard 広告ブロッカーやAdGuard VPNの全機能は必要ないという方に、AdGuard DNS アプリが最適です。
DNSサーバー以外のより高度な機能も必要な場合は、AdGuard 広告ブロッカーAdGuard VPNアプリで、高度なDNS保護機能や追加の設定オプションをご利用いただけます。
機能概要
DNSサーバーの設定がより簡単に
追加アプリのインストールや複雑な手順は不要です。AdGuard DNSダッシュボードで提供される単一のSetup IDを入力すれば、デバイスがアカウントに紐付けられて設定完了です。技術に詳しくない方でも数秒で設定可能です。
入力が面倒の場合、QRコードをスキャンするだけで、アプリが自動的にデバイスをアカウントに接続します。ご家族やチームのデバイスも簡単に設定できます。
プロトコルの選択
AdGuard DNSアプリは主要なDNSプロトコルをすべてサポートしています。デバイスや接続タイプに最適なものを選べます。
Android/iOSユーザーはVPNベースのモード(DNS-over-HTTPS/TLS/QUIC)を選択可能。VPNプロファイル経由で選択したDNSサーバーへリクエストを転送します。iOSの場合は、ネイティブOSプロトコル(DNS-over-HTTPSまたはDNS-over-TLS)も利用可能です。
プロトコルを選択するには、「設定」を開き、「一般」セクションの「プロトコル」をタップして、最適なものを選択してください。
使い方
AdGuard DNS アプリを使った設定方法は以下のとおりです:
AdGuard DNSダッシュボード(adguard-dns.io/dashboard)にアクセスします。
ホーム」タブで「新しいデバイスを追加」をクリックします。
デバイスタイプを選択し名前を付けて、次へをクリックします。
AdGuardアプリを使用セクションを展開します。
「AdGuard DNSアプリを使用する」セクションで、以下の設定方法のいずれかを選択します:
DNSに接続したいデバイス上で操作する場合は「設定する」をクリックします。
DNSに接続したいデバイスでQRコードをスキャンします。
「Setup ID」をコピーし、保護したいデバイス上のアプリに直接貼り付けてください。
アプリ内の指示に従って設定を完了します。
VPNベースのプロトコルを使用する場合、保護を有効にする前にVPNプロファイルの作成を許可する必要があります。これを行うには、アプリのホームページで有効化をクリックし、アプリ内の指示に従ってください。
ネイティブDNSを好むiOSユーザーは、「設定」 → 「一般」 → 「VPNとデバイス管理」 → 「DNS」 でAdGuard DNSを有効にする必要があります。
今後の予定
今回のバージョン1.0は、スタート地点に過ぎません。今後の改善点や新機能でいっぱいのロードマップが既に存在しており、定期的なアップデートによる機能強化をご期待ください。さらに、デスクトップ版も開発中です!