OpenWRT
OpenWRTルーターは、オープンソースでLinuxベースのオペレーティングシステムを使用しています。このオペレーティングシステムはユーザーの好みに応じてルーターやゲートウェイを構成できる柔軟性を提供します。 開発者は暗号化DNSサーバーのサポートを追加しているので、デバイス上でプライベート AdGuard DNS を設定可能になっています。
DNS-over-HTTPS を設定する
コマンドライン指示。 必要なパッケージをインストールします。 DNS暗号化は自動的に有効になるはずです。
1. opkg update
2. opkg install https-dns-proxyウェブインターフェース。 ウェブインターフェースを使用して設定を管理したい場合は、必要なパッケージをインストールしてください。
1. opkg update
2. opkg install luci-app-https-dns-proxy
3. /etc/init.d/rpcd restart
「LuCI」→「Services(サービス)」→「HTTPS DNS Proxy」に移動して、https-dns-proxyを構成します。
DoHプロバイダーを設定します。 https-dns-proxyは、デフォルトで Google DNS と Cloudflare DNS で構成されています。 それを AdGuard DoH に変更する必要があります。 故障耐性を向上させるために、いくつかのリゾルバーを指定しておきます。
1. while uci -q delete https-dns-proxy.@https-dns-proxy[0]; do :; done
2. uci set https-dns-proxy.dns="https-dns-proxy"
3. uci set https-dns-proxy.dns.bootstrap_dns="94.140.14.49,94.140.14.59"
4. uci set https-dns-proxy.dns.resolver_url="https://d.adguard-dns.com/dns-query/{Your_Private_Server_ID}"
5. uci set https-dns-proxy.dns.listen_addr="127.0.0.1"
6. uci set https-dns-proxy.dns.listen_port="5053"
7. uci commit https-dns-proxy
8. /etc/init.d/https-dns-proxy restart
DNS-over-TLS を構成して接続する
コマンドライン指示。 Dnsmasq DNSの役割を無効にするか、完全に削除して、任意オプションとしてそのDHCPの役割をodhcpdで置き換えます。
1. opkg update
2. opkg install unbound-daemon ca-certificates
LANクライアントとローカルシステムは、Dnsmasqが無効になっていると仮定して、プライマリリゾルバとして「Unbound」を使用するはずです。
ウェブインターフェース。 ウェブインターフェースを使用して設定を管理したい場合は、必要なパッケージをインストールしてください。
1. opkg update
2. opkg install luci-app-unbound ca-certificates
3. /etc/init.d/rpcd restart
「LuCI」 → 「サービス 」→ 「再帰 DNS」 に移動して、「Unbound」 を構成します。
AdGuard DNS-over-TLS を構成して接続します。
2. uci set unbound.@zone[-1].enabled="1"
3. uci set unbound.@zone[-1].fallback="0"
4. uci set unbound.@zone[-1].zone_type="forward_zone"
5. uci add_list unbound.@zone[-1].zone_name="."
6. uci set unbound.@zone[-1].tls_upstream="1"
7. uci set unbound.@zone[-1].tls_index="{Your_Private_Server_ID}.d.adguard-dns.com"
8. uci add_list unbound.@zone[-1].server="94.140.14.49"
9. uci add_list unbound.@zone[-1].server="94.140.14.59"
10. uci add_list unbound.@zone[-1].server="2a10:50c0::ded:ff"
11. uci add_list unbound.@zone[-1].server="2a10:50c0::dad:ff"
12. uci commit unbound
13. /etc/init.d/unbound restart
ルーターの管理画面を使って接続する
OpenW RT ルーターが DNS-over-HTTPS または DNS-over-TLS の設定をサポートしていない場合は、これらの手順を使用してください:
- ルーターの管理画面を開きます。 (管理画面は、
192.168.1.1
または192.168.0.1
でアクセスできます。) - 管理者ユーザー名(通常は「admin」)とルーターパスワードを入力します。
- 「ネットワーク」→「インターフェース」を開きます。
- お使いのWi-Fiネットワークまたは有線接続を選択します。
- 設定したいIPバージョンに応じて、IPv4アドレスまたはIPv6アドレスまでスクロールダウンします。
- 「カスタムDNSサーバーを使用」の下で、使用したいDNSサーバーのIPアドレスを入力します。 複数のDNSサーバーを、スペースまたはカンマで区切って入力できます:
- IPv4:
94.140.14.49
と94.140.14.59
- IPv6:
2a10:50c0:0:0:0:0:ded:ff
と2a10:50c0:0:0:0:0:dad:ff
- IPv4:
- ルーターをネットワーク上のデバイスのDNSフォワーダとして動作させたい場合は、追加でDNSフォワーディングを有効にできます。
- 設定を保存します。
- IP(チームプランをご利用の場合は専用IP)をリンクします。