AdGuard DNS v2.15: カスタムドメイン機能
会社や組織でAdGuard DNSをご利用の場合、デフォルトの d.adguard-dns.com の代わりに貴社のドメイン名を使用できるという「カスタムドメイン」機能をご利用いただけるようになりました。
この機能は、既存のインフラストラクチャにDNS保護機能をシームレスに統合したい企業様に最適です。
新機能:カスタムドメイン
一部の企業は、ブランディング、コンプライアンス、または内部のITポリシーの理由から、DNSサービスに自社ドメイン名を使用することを好みます。AdGuard DNS v2.15では、エンタープライズプランへご加入の場合は、DoH、DoT、またはDoQ用にカスタムドメイン(例:watashi-no-kaisha.com)を設定できるようになりました。これにより、広告ブロックとプライバシー保護を完全に維持しつつ、一貫した体験を提供できます。
カスタムドメインの設定方法
カスタムドメインを設定するには、AdGuard DNSダッシュボードにログインし、アカウント設定に移動します。
「詳細設定」までスクロールし、「カスタムドメイン」を選択します。
次に、3つのステップ(プロトコル選択、CNAME、証明書)を行います。
- プロトコルを選択します。ここでは2つのオプションがあります:
- DoHドメインを追加する(DNS-over-HTTPS用)
- DoT/DoQドメインを追加する(DNS-over-TLSまたはDNS-over-QUIC用)

- プロトコルを選択後、ご希望のドメイン名(例:
watashi-no-kaisha.com)を入力し、CNAMEレコードを確認します。

- 証明書を設定します。DoT/DoQドメインの場合、ワイルドカードTLS証明書をアップロードする必要があります。DoHを選択した場合、独自のTLS証明書を提供するか、AdGuard DNSが自動的に生成する証明書を使用することができます。確認が完了すると、カスタムドメインがダッシュボードに表示され、使用可能になります。

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※カスタムドメインは現在、エンタープライズプランでのみ利用可能です。今後のアップデートでチームプランへの追加も予定しています。
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本アップデートでAdGuard DNSのビジネス利用がより柔軟になればと思っております。
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