AdGuard DNS v2.17: ブロックされたページ画面のカスタマイズ、APIキーによる連携が可能に

AdGuard DNS v2.17 は主に上級ユーザーと法人ユーザーを対象としています。本アップデートでは、AdGuard DNS APIへのAPIキーアクセスの導入により、サードパーティサービスとの安全かつシームレスな連携が可能になりました。また、ユーザーが危険なサイトやアクセス制限されたサイトを訪問しようとした際に表示される画面のカスタマイズも可能になっています。

APIキーによるセキュアな連携

認証方法をアカウント認証情報(ユーザー名とパスワード)から API キーへ変えることにより、AdGuard DNS API のアクセスシステムを改善しております。

AdGuard DNS API とは?

この API を使用すると、ウェブインターフェースにログインせずに AdGuard DNS の設定を管理でき、コードや自動化を通じて制御することが可能になります。例えば、ブロックリストへのドメイン追加、フィルタの有効化/無効化、クエリ統計の取得、複数デバイスのDNS設定などが可能です。これは特に、統合、スクリプト、ホームオートメーションシステムにおいて有用です。

APIキー *border

従来、APIアクセスにはログインとパスワードが必要でしたが、これは理想的な方式ではありませんでした。パスワードはログに残ったり不正な手に渡ったりするリスクがあり、アカウントのリスクにつながります。

APIキーはこの問題を解決します。キーは特定のタスク用に作成でき、APIアクセスのみに使用され、必要に応じて迅速に無効化または変更できます。この新しいアプローチは、APIへより安全で管理しやすいアクセス方法を提供し、外部サービスとの統合を簡素化します。

ブロック済みページの画面がカスタマイズ可能に

フィッシングサイトやアダルト系サイトに対して、ブロック済みページのカスタム画面を表示する機能を追加しました。標準のAdGuard DNSブロック済みページ画面ではなく、独自のカスタムページを表示できるようになりました。

これは、AdGuard DNSを利用する企業、学校、その他の組織にとって特に有用です。ブロック済みページ画面に企業ロゴ、連絡先、ユーザー向けのカスタムメッセージを掲載することが可能になっています。

カスタムブロック済みページを有効にするには、「ペアレンタルコントロール」または「セキュリティ」設定で、「ブロックされたドメインへ応答する」で「カスタムIP」を選択し、カスタムページのIPアドレスを追加してください。

ブロックされたドメインへ応答する(カスタムIP) *border

💡
※この機能は、チームおよびエンタープライズプランをご利用のユーザーが対象です。

ビジネス用・組織用AdGuard DNSの機能に関するアイデアやご提案などございましたら、ぜひGitHubでお知らせください。

この記事を気に入っていただけましたか?